DEVELOPMENT STORY Wrapupの開発ストーリー
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WHY WE DEVELOPED Wrapup 私たちが初めてWrapupを開発した理由
THE BEGINNING OF THE STORY Wrapupのストーリーの始まり
私たちが初めてWrapupを作ったのは2020年です。
キャッシュレス化が進みPayPayなど電子決済が普及しはじめて、現金は最小限持参していれば日々の生活に困らなくなりました。
手帳型のスマホケースに数枚のカードと1万円札を1枚入れて外出する生活に変化していきました。
今まで常に持参していた財布をやめ、スマホケース1つで出かけることに、荷物が減り気持ちも軽やかになったことを思い出します。
FACING PROBLEMS 問題点に直面
ですが、しばらく使用していると、いくつか問題点があがりました。
電子決済の普及は進んでいるものの、まだまだ現金決済の店舗が多いため買い物の際におつりが発生してしまいます。紙幣であればよいのですが、使用中のスマホケースでは、小銭の収納スペースはなく、無理に入れてもこぼれてしまうし、ポケットに入れてジャラジャラさせるのも気が引けます。
また、レシートや領収書など紙類を入れると膨れ上がり、フリップを開けた際に落としてしまう恐れがありました。
RESEARCH AND CHALLENGES 調査と課題
この課題を解消する商品を求めて、通販や百貨店などあらゆる場所を探しましたが、私が欲しいスマホケースは見当たりませんでした。
調査をしたことで、市販されている商品ができていること、課題が見えてきました。
当時市販されていた手帳型スマホケースが実現できていた要素
- 薄さ
- カード数枚と別にポケットが1つ
- 画面保護
私が今ひとつだと感じ、購入に至らなかった要素
- 収納力(カード3,紙幣1程度)
- 収納物の落下恐れ(カードはむき出し、ポケットは蓋がない)
- 色や材質は違えどほぼ同じデザイン(魅力的でない)
収納性の高いものもありましたが、分厚いケースで携帯性に劣り、スタイルという点でも惹かれませんでした。
CREATE WHAT'S MISSING 世の中にないのであれば作ればいい!
財布を持参しない快適さを知った私は、“世の中にないのであれば作ればいい”という考えから、即社内会議のテーマで取り上げました。
その日から、理想のスマホケースについて徹底的に話し合い、試作を繰り返しました。
SOLVING CHALLENGES 課題の解決
収納性を求めると、製品が厚くなりスタイリッシュとは言えず、スリムなデザインでは収納性に劣ってしまいます。試作をするなかで、“スタイリッシュでありながら収納性を追求するには、伸縮性の素材で解決”ということにたどり着きます。
ここから伸縮性のある素材探しの旅が始まります。
伸びすぎると復元性がなく、伸縮のバランスが良くても見た目や質感がイメージと違う、見た目はバッチリだけど伸縮性が弱く、なかなかこれといったものは見つりませんでした。
多くの店舗や展示会、ネットなどで探し回りようやくある生地に出会いました。
中身が少ない時はスリムに、中身が多いときは伸縮性を活かして収納する、デザイン性と機能性の両立を実現するものでした。
試行錯誤をして作りあげた当時の試作品
こうして完成させたのが、
ファーストモデル iPhoneXS/X用の「Wrapup」です。
THE EVOLUTION OF IPHONE CASE iPhoneケースの進化
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iPhoneXS/Sモデル
iPhoneXS/Sモデルは、大手メディアに掲載されるなど話題となりました。
「MdN」:”キャッシュレスで出歩きたいけれど、少しは現金がないと心配…、そんな人におススメしたい製品である”
「Precious.jp」:”これひとつでお出かけ可能! コインも鍵も収納できる革命的アイフォンケース” -
iPhone12モデル
さらにファーストモデルをバージョンアップしたのがiPhone12対応の前作になります。こちらは、蔦屋家電+大賞トップ10に入賞したモデルです。
皆様からいただいた評価では、デザイン性、収納性、薄さ、生地の質感が良い点として上位に挙げられました。一方で、改善点もありました。今回のWrapupでは、これらのフィードバックをもとに、より使いやすく改良を加えました。
iPhone15,14,13,12/Proモデル(今作)
WrapupXS/X,12モデルでは、キャッシュレス派やミニマリストの方々よりご好評いただきましたが、ユーザーアンケートよりネガティブフィードバッグをまとめると以下の通りです。
・面ファスナーでの開閉はバリバリ音がしてオフィスでは使いづらい。
・蓋を開けた際にポケットから中身がこぼれそうで心配。
・収納性が高いのは良いが、家で使うにはもっとコンパクトな方が良い。
これらを改良し、過去最高のWrapupが誕生しました。
IMPROVEMENT POINT 改善点
IMPROVEMENT POINT 1 面ファスナー廃止、ファスナー仕様へ
OLDタイプ(iPhone XS/X/12)では、ポケットの開口部を面ファスナーで閉じることで収納物の落下を防止する仕様でした。面ファスナーを大胆に1面配置し、意匠性と機能性の両方を図ってご好評をいただいていましたが、一部のユーザーから「カッコいいけど剥がす時の音が気になる」「ベリベリ音がオフィスでは使いづらい」という声がありました。
また、耐久性の面でも、開口部の開け閉めを繰り返すことで面ファスナーの密着力が低下するという問題もありました。
そこで、NEWタイプ(今作)では、ポケットの開口部をファスナーで閉じるシンプルな構造に変更しました。これにより、ユーザーが気にしていた「ベリベリ音」と、面ファスナーの耐久性の問題の2点が改良されました。
IMPROVEMENT POINT 2 ポケット仕様の変更
ポケットの開口部を上側に向ける(OLDタイプ)場合、写真のように指で支えるか、もう一方の手で支える必要があります。しかし、手が滑ったり何かにぶつかったりすると、開口部が下側に向いて収納物がこぼれてしまうというユーザーからの指摘がありました。この問題を解決するために、改良点①として面ファスナーを廃止し、開口部の位置をOLDタイプとは逆側にすることで、片手で持っても収納物がこぼれにくい仕様に変更しました。
IMPROVEMENT POINT 3 fripケースとhardケースの分離
普段持ち歩く際に財布代わりになり、落下時には画面を保護できる手帳型ケースは、便利な点が多く挙げられます。しかし、その伸縮性により収納物が増えると重量が重くなるという問題があります。帰宅後に小銭を貯金箱に入れ、常にスリムな状態で使っているユーザーもいますが、自宅では財布を使わないため、もっとコンパクトにしてほしいという声もあります。
そんな中、MagSafe対応のiPhoneが発売され、それに伴いMagSafe対応のマグネット入りハードケースも市場に登場しました。
iPhoneの機能を最大限に活かしつつ、ユーザーの要望にも応えるために、マグネットでfripケースとhardケースを取り外し可能にする仕様を採用しました。
これにより、ハードケースは単体でも使用可能となり、車載時にはMagSafeで充電しながらナビとしても利用できます。屋外では、フリップケースにマグネットで簡単に取り付けるだけで使い分けができ、活用の幅が大きく広がりました。
一般的な手帳型ケースと比べ、「収納物の落下防止」「コインの収納」「防犯性」の点でもWrapupは優れております。